安いオールスター?
Amazon Prime感謝祭でコンバースが安くなっているのを見つけたのだが、普通のオールスターかと思いきや、オールスター(R)という別ものだった。
見た目は普通のオールスターで、商品画像で分かるのはインソールの印字の違いだけ。REACT 2.0という旧来のものよりも快適なものらしいが、インソールが変わるとなるとサイズ感が分からない。
ネットで調べても、「コンバースのサイズは大きめで」ぐらいの情報しか出てこないので、実際に買って旧来のものと(R)の違いをレビューしてみることにした。
購入品
(R)については公式ホームページに以下のように記載されていた。
「REACT(リアクト)」「RECYCLE(リサイクル)」「REFINE(リファイン)」の3つを備えた、
オールスターの次世代モデル「ALL STAR Ⓡ」。
開封
ぱっと見は普通のコンバース。普遍的なデザインが好きな筆者としては好印象だ。
見ただけで分かる違いとしては、インソールがリアクトに変更されていることと、タンに靴ひもを通す穴があること、あとはアウトソールの素材だろうか。詳しくは以下に記載する。
変化点1 インソール
インソールは立体的なREACT 2.0に変更されている。普通のオールスターのインソールはみんな味わったことがあると思うが、マジで疲れる。地面に直接立っているのと何ら変わりがない状態だったので、改善されたインソールが使用されているというのは大きな違いだ。
このメリットがあるので、安いから!って理由で買ったけど満足している。
変化点2 タンのずれ防止
これも普通のコンバース、特にハイカットを履いたことがある人は経験していると思うが、シュータンがマジでずれる。履きならしてキャンバス生地が柔らかくなると改善されるが、最初はかなり不便。
それがこのモデルでは紐を通す穴が開いていて、ずれないようになっている。普通のスニーカーと違って左右に2つあるので、紐を通してしまえば見えなくなるのは上手い設計だと感じた。
変化点3 アウトソール
アウトソールはリサイクル素材が使われているようで、不純物が入ったような見た目だ。形は普通のオールスターに似ているようだが、似せただけの別物っぽい。旧来のものより成型が綺麗だ。
サイズ感
購入サイズ
筆者はあまり欧米の靴を買うのに向いていない足型なので、オールスターは実寸+2 cmで27.5 cmを買うことが多い。一度27.0 cmを購入したことがあるが、幅が狭くて長時間履けなかったのでメルカリ行になった。
今回も27.5 cmを購入。
実際に履いてみると
インソールがリアクトになった分、サイズはきつめになっているかと思ったが、むしろいつもより緩い。特に天地方向に余裕があるように感じされた。
長手方向にも少し大きく感じるので、人によっては普通のオールスターよりハーフサイズ小さくても履けるかもしれない。
しかし、幅は相変わらず細いので、筆者は27.0 cmだと履けないと思われる。
結論としては、普通のオールスターと同じサイズで問題なし。
但し、紐をいつもより締めているので、見た目が少し締めすぎに見える。
実測での比較
普段履いているオールスターはボロすぎて写真を載せられないので、デッドストックと化している予備のオールスターと比較。
並べると、(R)はソールが厚いのが分かるが、並べないと気付かないレベルだ。見た目を変えず、でもインソールはアップグレードし、尚且つサイズ感もきつくなってないということで、かなりよくできたアップデートだと思う。
長手方向もなぜか(R)の方が大きい。緩く感じたのはこれを見れば納得できるが、この変化は謎。全長は実測で296 mmから301 mmになっているが、ヒールラベルや先端の厚さのゴムの厚みの変化もあるので、内部の変化は2-3 mmといったところだろうか。
実際に使用
通勤に使ってみたが、歩いていると普通のオールスターとは別物だということがよく分かる。さすがに昨今のハイテクスニーカーと同程度とは言えないが、スニーカーの履き心地にはなっている。地面に直接立っているような従来品とは大違いだ。
但し、実際に歩いていても、いつものコンバースよりも少しサイズが大きいような気がしたので、やはりサイズ感にも変化があると思われる。
まとめ
随所にアップグレードされた項目がありながらも、見た目も価格も大きな違いがないということで、おすすめできる一足である。
サイズ選びについては、多少の変化はあるが、大きい方の変化なので、同じサイズを買っても履けないということはないはずだ。