まえがき
筆者は生粋のトラックボーラー。普通のマウスではすぐに腱鞘炎になってしまうので、ずっとトラックボールを使ってきた。
そのため、エレコムのベアリング式のトラックボールは発表直後から気になっていた。
しかし、割と高いので発売直後に買うのは断念。今回以下のように買う理由ができたので購入に至った。
- ケンジントン エキスパートマウスが故障
- 白デバイスで揃えたい
- 金はあるんや(就職したため)
購入品
購入したのは白の2.4GHz無線モデル。正直トラックボールは本体を動かさないので有線の方が便利とまで思っているが、上部から線が生えているのはあまり見目がよろしくない。
Bluetoothにするメリットも特にないので、USBレシーバータイプにした。
価格は4727円だった。発売直後よりも下がってきた気がする。
外観レビュー
よく見ると白一色ではなく、ボタンが白、ボディが限りなく白に近いグレーになっている。
特に高級感がある素材ではないが、ボールの色も合っていてデザイン的には悪くない。
全体的に緩やかな曲線を描いていて、薄く見えるが、横方向に角度が付いていて、意外と立体的だ。
接続
電池は入っているので、フィルムを剥いでレシーバーをPCのUSB端子に挿したらすぐに使用可能。
エレコムのユーティリティソフト、「エレコムマウスアシスタント」も対応しているが、最低限のボタンしかないので正直なくてもいい。
使用感
操球軽い!!
少し回すだけで、これまで使ってきた人口ルビー支持球のトラックボールとは別物だと分かった。
ルビー支持球の場合は、新品は少し滑りが悪いこともあるが、ベアリングモデルは初っ端から軽い。とても軽い。
特に回り始めの軽さは、静止摩擦が大きく影響する滑り接触では実現できない。
持ちやすさ
握り込むというよりは、手をそっと置くような感じだ。自然にマウスを握る手から力が抜けるが、操球が軽いので力を入れる必要はない。
ボタン
ボタンに関しては、期待外れ。過去のEX-Gトラックボールで薬指で押す第三ボタンがあり、これが便利だったのだが、ISTではなくなってしまった。とはいえ、スペース的に厳しそうなのでまだ許容できる。
もう一つ不満があって、押し心地が悪い。右クリック、左クリックどちらも固く、力を入れないとクリックできない。せっかくの持ちやすさと軽い操球感が台無しだ。
これが通常のマウスのようなスイッチであればより疲れにくいトラックボールになると思う。
スイッチ交換できるかな。
スクロールホイール
これも悪い点だが、スクロールホイールが安っぽい。なんとなく馴染みがある感じだと思ったが、学校のコンピュータ室にあったデスクトップパソコンの付属品にそっくりだ。
尚、横スクロールにも対応していない。5000円もするのに??
上部スイッチ(電源ON/OFF)
上部に電源スイッチが付いているのは個人的には高評価。過去のエレコムのトラックボールにはDPI変更スイッチが付いていたが、正直使ってなかった。
面倒だから電源を切らないこともあるが、少なくともDPIスイッチよりはよく使う。
EX-Gトラックボールの方がいいのでは???
使ってみて思ったのは、実売価格でも1000円以上安価なEX-Gトラックボールに劣っている項目が多いこと。例えば、
- ボタンが多い
- スクロールホイールが高級感がある
- 横スクロール可能
- クリックの感触がいい
- DPI変更スイッチあり
2015年発売ということで、現在の物価で開発されたISTと比べると圧倒的にコスパがいい。
せめてスイッチぐらいは同じ部品使えなかったのかな…
それでもISTは魅力的
余分な力を必要としない形状と、ベアリング支持が選べるという点でなんとかデメリットや価格面は補えると思う。
ベアリング支持に関しては現在販売されているモデルでは他に選択肢がないので、これを買わざるを得ない。
そして、そのベアリング支持がとてもいい!!
なので買って後悔はしてません!
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