【ジャンク修理】CDが読めないソニーCMT-X50CDを分解して修理してみた

ジャンク修理

はてなブログから移行した記事です。(初出:2023年8月)

ソニータイマー

本日は、家にあったソニーのめっちゃ小さいコンポの修理をやっていこう!

故障個所はディスクドライブ。CDを入れても読み込まずに排出されてしまう。

実はこれ、このモデル(CMT-X50CD)の持病、いやソニータイマーと言った方がいいだろうか()

逆にいうと、修理方法もネット上にたくさんあるので、ジャンク初心者でも手が出しやすい。

分解

先ずは本体を分解して、ディスクドライブにアクセスしなければならない。

最初に底面のネジ8個と背面のネジ2個を外す。背面のネジはプラスチックのカバーで隠されていた。

ネジを外したら、表面のメッシュを外す。隙間にマイナスドライバーを差し込んで、爪の位置を探りながら外す。思ったよりも簡単に外れた。

内部

中はこんな感じ。フルレンジユニットが左右に一つずつで、それぞれ一つずつパッシブラジエーターが付いている。新品で2万円以上するにしては微妙な構成だなと思ってしまうが、大きさを考えればこれが限界なのだろうか。

真ん中にあるのが問題のディスクドライブ。

分解➁

ディスクドライブの摘出を始める。

先ずはフラットケーブルを取り外す。上に貼ってあるテープを剝がして、フラットケーブルを… 取れない…

ラジオペンチを使ったらフラットケーブルの先端が崩壊した。修理箇所が増えてしまった(´;ω;`)ウゥゥ

ネジを外し、下に貼り付いているフラットケーブルとプラスチックのカバーを外すとようやくディスクドライブが取れる。とは言っても完全に外れるわけではなく、フラットケーブルは繋がったまま。

続いてネジを4つ外すと、カバーが外せる。この辺は動画の方が分かりやすいかもしれない。

更にネジを二つ外し、ディスクドライブを内側の部品と外側に分離する。今回修理が必要なのは外側。

ネジを表裏合計5つとテープを剝がすと、ディスクドライブの外側の部品を開くことができる。モータの配線が繋がったままなので、開くときは注意が必要。

スイッチの修理

故障の原因は、CDが入っているかを認識するスイッチの不具合。お前に会うためにここまで分解したんだよ。

今回は部品を交換せずに、清掃して治す。無水エタノールで清掃&接点復活剤をかけてスイッチをカチカチしておいた。

フラットケーブルの修理

分解するときに壊したフラットケーブルを修理する。

もちろん部品を交換した方が良いのだが、お金をかけたくないので、壊れたケーブルを再利用する。

取れた青いプレートを2液混合タイプの接着剤で接着してみた。厚みが増えてしまうと刺さらないので、接着面の汚れを落とし、しっかりと圧着する。はみ出した接着剤は接触不良の原因になりかねないので、しっかり拭き取っておこう。

組み立て

分解したときと逆の手順で組み立てる。フラットケーブルを差し込むときは緊張したが、無事に接続することができた。

動作確認

組み立てが終わったので、電源コードを接続し、動作確認を行う。CDを入れてみると、表示が”READING”になり、数秒後には再生が始まった。修理成功だ!

使わないけどね

正直な話をすると、bluetoothスピーカーとして使っているので、CDを使うことはない。

このモデルは同じ故障で安く売られていることが多いので、そこそこの音が鳴るスピーカーが欲しい場合には、CDの機能を使わないという前提で買うのもアリだと思う。

宣伝

YouTubeにも投稿したので、見てもらえると喜びます。

【ジャンク修理】CDが読めないソニーCMT-X5CDを破壊しながら修理した
ディスクドライブが壊れている代わりに安いので、修理せずに、普通にBluetoothスピーカーとして買うのもアリかもなぁ。以下の動画を参考にさせて頂きました。(旧Twitter):

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