まえがき
以前譲ってもらったKEIANのモニターがついに壊れたので、新しいモニターを購入せざるを得なくなった。そこで、今回はモニター選びと最終的に購入した32SQ730S-Wの簡単なレビューを書いて行こうと思う。
要求仕様
サイズ
これまでは4K32インチをシングルで使っていた。フルHD4枚分なので、100%表示であれば十分な表示領域を確保できる。
ウィンドウ操作やキャプチャーなどの利便性は複数モニターの方が使い勝手がいいので、パソコンモニターとしては複数モニターの方が便利だと思う。
しかし、筆者はパソコンのモニターでアニメを見たり、ライブを見たりといったテレビ的な使い方をするので、32インチという大きさは手放せない。そのため、これまでと同様に4K32インチで探すことにした。
パネル仕様
パネルはIPS… が良かったが、価格面から妥協してVAで我慢することにした。ゲームはしないので応答速度は多少遅くても構わない。
TNだけは嫌だと思ったが、4K32インチでTN液晶を搭載したモデルはなさそう。
その他
モニターアームも新たに導入しようと思っているのでVESA穴は必須。
内蔵スピーカーに関しては、音の良さは求めないし、なくてもいい。
インターフェースはDisplayPortがあるといいなぁとは思ったが、最終的にはないものを購入した。尚、デスクトップPCで使用するため、C端子も不要。
保証
以前ドット抜けを引いたことがあるが、毎日見るものにドット抜けがあるのは気になるので、無輝点保証ありというのも必須条件とした。
悩んだ3モデル
プライムデーでの価格も踏まえて、以下の3モデルで悩んだ。
いずれも4K32型モニターの中では安い部類に入る。
1. BenQ EW3270U
スペック的にはベストな選択肢だと思った。プライムデーでの価格は47025円で、基本性能が高い。安いのにDCI-P3 95%というのがかなり惹かれたが、発売から時間が経っていて設計が古そうなのが少し気になった。
あと、会社のモニターがBenQなので、家でBenQのロゴを見たくないというのが最大の難点。
2. LG 32UN500-W
プライムデーでの価格40900円という圧倒的な安さで選択肢に残った。
しかし、最廉価モデルということで、端子は必要最低限しかない。他にも安さのために犠牲にしている部分が多そうなのが不安なポイント。特に視野角が狭いというレビューが多いのも懸念点。
3. LG 32SQ730S-W
最終的に購入したのがこの32SQ730S-W。プライムデーは関係ないタイムセールで購入。
54800円と、少々高いが、webOSが入っているので、モニター単体でプライムビデオなどが見れるのが特徴。発売直後は75000円で売っていた高めのモニターなので、全体的に機能が豊富。
モニターアームが付いた32SQ780S-Wもあるが、+1万円なら、自分で好きなモニターアームを選んだ方が今後の買い替えもしやすそうなので、通常のモデルを選択。
選ばれたのは…
最終的に3つ目の32SQ730S-Wを購入した。webOS搭載で、ガジェットとして興味がわいたのと、Fire TV Stickの4K版とBenQ EW3270Uを買うと価格差があまりないので、コスパでもそこまで悪くないと思った。
廉価モデルの32UN500-Wでパネルの視野角が狭いという問題があったが、微妙にスペック(応答速度)が違っているので、おそらく違うパネルが使われているのだろうと考えて購入に至った。
開封&設置
合わせて購入したエレコムのモニターアーム(4200円)でデスクに設置。
PCからの映像はHDMIで出力。ハブとして使うために、A to Cケーブルでも接続している。
加えて有線LANも接続しているため、ケーブルは多め。電源がACアダプタを経由するタイプで、接続する線が細めだったのでギリギリモニターアームに収めることができた。
レビュー
液晶
IPSからVAになるので、液晶に不満が出ないか心配していたが、良い面もあり悪い面もありという感じで、VAでも十分だなと感じた。
良い面はやはりコントラストの高さ。TNと比べればIPSも十分だが、やはりVAは一段階上。
悪い面は視野角の狭さだが、これは心配していたほどではなかった。真正面から見ていれば、端の方を見ても違和感はない。しかし、真正面から見ればである。調整しやすいようにモニターアームも買っておいて良かった。
web OS
気になっていたweb OSは、予想以上に使える。Linuxベースの独自OSでもアプリは豊富にあるし、レスポンスも悪くない。リモコンでも背面のスティックでも、最初のアクションだけワンテンポ遅いのが少し気になる。
パソコンを起動するより楽で、リモコンで離れたところから操作できるので、ベッドからアニメを見るときなどはとても便利。
見た目
モニターの見た目なんぞどうでもいいと思うかもしれないが、個人的に良かったと思うのは見た目の良さ。
残念ながら背面まで真っ白なデザインのほとんどは設置してしまうと見えないが、それでも縁が白いだけでも少しデスクが明るくなったような気がする。これを機に白デバイスを増やしていこうかなと思い始めた。
内蔵スピーカー
スピーカーはモニター内蔵にしては良いが、まあモニター内蔵としてはのレベル。個人的には絶対に外部スピーカーを用意した方がいいと思う。
さて、そうなると問題なのが、
3.5mm音声出力端子がない
こと。これ気付いた時は頭を抱えたよね。
当たり前にあるものだと思ってたから買う時に確認もしなかった。というか、PCモニターとしてなら要らないんだよね。でも、webOS内蔵でモニター単体でも動いてしまうから、イヤホン端子がないことが問題になった。
HDMI端子がeARCに対応しているので、そこから出力すればいいのだろうけど、そんなアンプは持ってないので、Bluetooth対応のアンプを買おうかと検討しているところ。
その他
脈絡のないことをいくつか書いておく。
USBハブ機能
USBハブがあると便利だけど、机の上にハブ置くのも邪魔だからあるに越したことはない。でも横に付いているので、スピーカーを横に置くと使えない。
純正スタンド
使ってないので新品。調整はたくさんあるが、かなり場所を取るので置き場所は選びそう。前のモニターは調整機能がほとんどなかった代わりに省スペースだった。
総評
懸念点だったVAパネルの視野角は十分許容範囲で、黒が黒いので映像が綺麗に見える。4Kで推しのMVを見ると買って良かったと感じた。
しかし、3.5mmの音声出力がないのがなぁ…
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