起動しないThinkPad E495買ってみた

ジャンク修理

まえがき

親に貸してたThinkPad X240が不調とのことで、代わりのPCとしてThinkPad E495を購入した。

起動しないジャンクで1万円ちょうど。

不調のPCの代わりにジャンクを買うなよ……とは思うが、買ってしまったものは仕方がない。

もう一台ジャンク買ってニコイチぐらいは覚悟の上だ。

動作確認

ACアダプタは付属していなかったが、もうこの世代は角型のDCジャックではなく、USB-C端子なので、PD対応の充電器で給電。

電源ボタンを押すと、ファンが回り、CapsLockキーのLEDが点灯しているが、画面には何も表示されない。

購入時はディスプレイが表示できていないのかと思ったが、CapsLockのLEDが点灯しっ放しになっているので、どうやらBIOSすら立ち上がっていないようだ。

CMOSクリア

とりあえずCMOSクリアをする。

ThinkPadなので分解は簡単。裏側のネジを外したら裏蓋を外すことができる。隠しネジはない。

まずはバッテリーの端子を外す

時刻保存にはコイン電池が使われているようだが、それ自体は見えない。しかし、基板にRTCの印字があるため、このコネクタを外せばよい。(写真では赤黒のツイスト線)

コネクタを外し、コンデンサに溜まった電荷がなくなるまでしばらく放置……するのは面倒なので、ピンセットで電源コンデンサっぽいところの両端をショート。

動作確認をしてみたが、相変わらず。

ヒューズ確認

ディスプレイのラインに入っているヒューズが切れていることがあるというのをネット情報で見かけたので、ヒューズっぽいチップ部品の抵抗値を調べていく。

基板にロケーション番号が印字されているので、探しやすい。

しかし、どれも0Ω程度の値を示し、問題はなかった。

メモリ差し替え

症状的にメモリのトラブルの可能性があるなぁと思ったので、メモリを抜き差ししたが、特に改善は見られず。

せっかく2スロットあるので、一応、メモリをもう一方に差し替えてみると、なんとこれで起動した

液晶交換ぐらいの追加費用は覚悟していたので、ちょっと拍子抜け。

今のところ、メモリを増設する予定はないので、片方のメモリスロットは死んだまま放置する。

リカバリー

前の持ち主がデータを入れっぱなしなので、SSDを完全に初期化しないといけない。通常であれば、Windowsの設定から行うが、ログインできないので、一からインストールする。

Windowsのインストールメディアでやると、ドライバ関係が面倒なので、今回はlenovoの公式からリカバリーメディアをダウンロードした。

レノボリカバリー - Lenovo Support JP
Lenovo PC Support Home – learn about your PC device, troubleshoot, check warranty, order or repair status, upgrade softw...

ダウンロードするときに、シリアル番号(S/N)を入れるのだが、これで詰まった。

どうやら、間のハイフンなしで入れないといけないらしい。

特に見やすくもない半端なハイフンなんかいらないよ……

もしくはハイフンあってもなくても通るようにサイト作ってくれ……

1万円でwin11機ゲット!!

1万円でWindows 11対応PC、しかもThinkPadが入手できたのはよかった。

E495については、廉価モデルなだけあって安っぽさはあるが、実際新品の時から安かったから仕方ない。その分コスパはかなりいいパソコンだと思った。

所有欲が湧かないので自分で使おうとは思わないけど……

E14になってからのEシリーズは廉価モデルっぽさが薄れた気がするんだけどね。

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